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丘浅次郎の著作の紹介 (2021-10-14)

丘浅次郎(1896-1944)は明治生まれの生物学者です。高等師範学校で教授を務め、日本動物学会の会長などに就いていました。進化論の啓蒙などで知られていますが、今回は青空文庫で公開されている彼の著作のうち、印象に残ったものを紹介します。

疑ひの教育
現在信じられていることを覚えさせるのではなく、むしろ疑うことを学ばせるのが教育だという話。
境界なき差別
ここでの「差別」は区別や判別のこと。
誤解せられたる生物学
生物学は博物学ではなく、では何なのかという話。
理科教育の根底
科学研究へ導く科学教育について。

当時の科学的知見に基づく描写は古めかしいものがありますが、教育や科学一般についての論考はむしろ現代に通用するものと感じられました。いずれも要点を短く分かりやすく説明しようという意図が感じられる文章です。


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