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日本円のお札の記番号は何通り? (2018-10-18)

日本円のお札にはアルファベットと数字からなる番号が打ってある(記番号と呼ばれる)。同じ金種ではそれぞれのお札で記番号が異なる。来年3月から新たに発行する千円札の番号の印字が紺色になるという報道があったが、印刷色を無視するとして果して記番号のパターンは幾通りあるだろうか?

上のリンクのページにある見本を見ると、"AA000000A"のように英字3桁と数字6桁からなっているので\(26^3 * 10^6\)通りあるように思えるが、実際は違う。

日本銀行のサイトにある記番号についての説明に答えがある(以下、引用):

現在発行されている銀行券の記番号は、6桁のアラビア数字をはさんで、アルファベットが頭に1ないし2文字、末尾に1文字組み合わされ、「A123456B」や「CD777777E」というように表されます。アルファベットは全部で26文字ありますが、I(アイ)とO(オー)は数字の1、0に間違いやすいため、これらを除く24文字が使われています。また、数字は「000001」から「900000」までの90万通りが使われています。これらの組み合わせにより、記番号は129億 6千万枚で一巡します。

つまり、\((1 + 24) * 24 * 900000 * 24 = 12960000000\)通りとなっている。


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