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EPS imported by ImageMagick (2007-12-04)

ImageMagick はグラフィクスを操作するための便利なコマンドを備えたライブラリです。GD と比較できるような C/C++ のライブラリであり、API がよく整理されているという点で優れています。多くのプログラミング言語によるバインディングがあるのもその自然な結果と考えられます。

ImageMagick が提供する import というコマンドによって X Server のスクリーンショットを撮ることが出来ます:

$ import -window root -display :0.0 screenshot.eps

上のように .eps が表す Encapsulated PostScript (EPS) 形式でも出力出来ます。ただエンコーディングの仕方に癖があり、

といった EPS 形式に含めるのが適当でないとされているオペレータを利用しています(ImageMagick 6.2.4 09/30/07 Q16 で確認)。

このため PostScript 対応プリンタの中でも印刷時に意図しない出力を行うものがあるようです。TeX のマニュスクリプトに図として埋め込む場合には注意が必要です。


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